以前にも書きましたが、その時を思い出して書いてみます。・・・・・・
2月の中頃だった。仕事をしながらギャラリーの事を考えてる自分がいた。天、てん、TEN、という名前が突然浮かんだのもモクモクと仕事をしているときだった。これだ!と思ってすぐにでも家に連絡しようと思った。・・・・・
 帰宅してすぐに夫に話す。最初は何?って感じである。夫は「点?天?展?テン・・・う〜ん、そうだなあ〜なんで?・・・」って調子。なんか意味がないと納得できないみたいだ。
 私は最初天気の天、お天とうさまの天!と考えたのだ。なんでと言えば、日本人はとかくお天気の話題が好きで、会えばすぐお天気の挨拶になる。「今日はいい天気ですね?・・お天気でなによりです・・・」などなど。いつも仕事先でする会話である。四季があり季節のうつろいがとても気になる国民性なのでだろうと思う。
 夫が「そういえば、2〜3年前に てん っていう面白い絵本があったっけ・・」といって、本箱から絵本を持ってきた。ピーター・レイノルズ作 谷川俊太郎訳 「てん」(The Dot)  夫によると「点(てん)は絵の始まり・・・とかいう本だよ・・・」と。
 なにやら、楽しそうな絵本である。読んでみると感動した!・・ギャラリーの名前はこれで決まり!・・・点(てん)は絵の始まり・・何も描けなくても点なら描ける・・・それに点・線・面とはなにやら奥が深そう。ギャラリーTENはこうして誕生したのである。天、点、展、てん、TEN、・・・・・