*期間 7月9日(金)〜7月18日(日)11:00〜19:00
月曜定休
*武盾一郎
1995年より新宿西口地下道段ボールハウスに絵を描き続け若手ストリートアーティストとして注目される。
ホームレス避けとして東京都が設置した突起物に絵を描いたとの理由から逮捕、22日間勾留を受けたことを機に廃寮に揺れる東京大学駒場寮にて「世紀末とのコラボレーション展」開催、
神戸の非公認避難所しんげんちのコンテナハウスに絵を描くなど無政府地帯(法的な保護の及ばない区域の意)に拠点を置きながら制作活動を展開。
2005年には深瀬鋭一郎とともに再考と発展を目的とした「新宿区ダンボール絵画研究会」を立ち上げ、既存概念にとらわれない活動を行う。
しんげんち、新宿西口地下道で制作した作品のうち現存するものの大部分は深瀬記念視覚芸術保存基金に収蔵されている。
現在はドローイング作品を中心に、アーティストブック制作のSWAMP PUBLICATION、渋谷の路上で会議を行なう246表現者会議などで活動中。
*作家略歴
1968年東京都千代田区生まれ。群馬大学工学部電子工学科中退。25歳から絵を描き始める。
1995年27歳、新宿西口地下道「ダンボールハウス村」に通い段ボールハウス群に絵を描き続け若手アーティストとして注目を浴びる(〜’98.2月まで)。
20世紀末、旧東京大学駒場寮「蟻天国」「OBSCURE」、神戸被災地非公認避難所「しんげんち」等、国内の無政府地帯スクワット自治区に暮らしながら絵画制作を行う(現在これらのスクワット自治区は全て消滅している)。
現在は、ドローイングを中心に、アーティストブック制作をライブパフォーマンスとして表現する「SWAMP PUBLICATION」や、アート・都市・排除をキーワードにストリート会議を行なう「246表現者会議」などの活動を行なっている。
☆主な受賞歴☆
東京ジャーナルベストアーティスト賞(1996年度)
SKIPシティクリエイティブヒューマン大賞2002一般インタラクティブ部門優秀賞
*作家より
アーティスト活動の始まりは、場所は路上、素材はペンキと筆、支持体は路上に暮らす人たちの家・段ボールハウス、複数人での制作、『新宿西口地下道・段ボールハウス・ペインティング』でした。
15年経過したいま、場所はギャラリー、素材はボールペン、支持体は紙、初の個展『Real FantASIA』を開催致します。