☆ 高橋瑠美 展ー写真ー ☆
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展覧会名：「 シヘ生キル 」 ー写真ー
作家紹介： 高橋瑠美
東京造形大学・４年生
開催日時： ２月１７日（火）〜２月２２日（日）
開催時間： １１：００〜１９：００ / Last 〜１７：００ 会期中無休
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墓のように生きる
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展覧会名：「 シヘ生キル 」 ー写真ー
作家紹介： 高橋瑠美
東京造形大学・４年生
開催日時： ２月１７日（火）〜２月２２日（日）
開催時間： １１：００〜１９：００ / Last 〜１７：００ 会期中無休
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墓のように生きる
☆「 シヘ生キル 」ー高橋瑠美ー
死者が葬られる時につくり出される標。この世に存在しなくなったものを守り続けるように
その石は強く真っ直ぐ立っている。墓の紛れもなく垂直なその佇まいが、ふらふらと不安
定な私の心中に入り込んでくる度に、私の中には真っ直ぐに立つものがないことを知る。
それと同時に、自分の心臓がきちんと動いているという事を思い出してしまう。だらだらと
生きる自分と、それを咎める自分が、二つの私の中を交錯して行き場を失いかける時、
私は私を忘れるためにシャッターを切っているという事に気がついた。墓のように生きたい
と思うけど、もし墓のように生きられたのなら私はどんな時にシャッターを切るのだろう。
そこに答えがあるのか確かめるのもこわくて出来ない私は、まだまだここから抜け出すこと
は出来ない。今はただシャッターを切って、墓に一礼をしてまた歩き出す事しか出来ない。
＜英文＞
A monument is raised when the dead are buried. This stone stands firmly,
it keeps defending them. The gravestone makes me understand that my spirit is not strong,
it makes me remember and my heart beats strongly with anxiety. The gravestone is standing
tail in this world, which encourages me. I feel that when I take a photo I forget that I am torn
between a lazy and diligent self. I want to live like a gravestone, however,
when I take a photograph I wonder if I really do. It isn’t possible to leave this situation because
I am scared and I don’t know whether there is an answer.
I can never do anything but take a picture,bow to a grave and begin to walk again.
その石は強く真っ直ぐ立っている。墓の紛れもなく垂直なその佇まいが、ふらふらと不安
定な私の心中に入り込んでくる度に、私の中には真っ直ぐに立つものがないことを知る。
それと同時に、自分の心臓がきちんと動いているという事を思い出してしまう。だらだらと
生きる自分と、それを咎める自分が、二つの私の中を交錯して行き場を失いかける時、
私は私を忘れるためにシャッターを切っているという事に気がついた。墓のように生きたい
と思うけど、もし墓のように生きられたのなら私はどんな時にシャッターを切るのだろう。
そこに答えがあるのか確かめるのもこわくて出来ない私は、まだまだここから抜け出すこと
は出来ない。今はただシャッターを切って、墓に一礼をしてまた歩き出す事しか出来ない。
＜英文＞
A monument is raised when the dead are buried. This stone stands firmly,
it keeps defending them. The gravestone makes me understand that my spirit is not strong,
it makes me remember and my heart beats strongly with anxiety. The gravestone is standing
tail in this world, which encourages me. I feel that when I take a photo I forget that I am torn
between a lazy and diligent self. I want to live like a gravestone, however,
when I take a photograph I wonder if I really do. It isn’t possible to leave this situation because
I am scared and I don’t know whether there is an answer.
I can never do anything but take a picture,bow to a grave and begin to walk again.
